中古車の同じ車種同士を見比べると修理跡を見つけやすい!

 当サイトでは、中古車のプライスボードに書いてあることを鵜呑みにせず、自分の目で中古車を見極めることが大切だ!と述べてきました。

中古車選びのポイント!【一覧】で実際の見極め方を書いてありますが、素人の方だけでなくプロでも判断に迷うような修理跡もあります。

例えば、ドアやボンネットなどのシーリング跡です。

シーリングというのは雨水が入ってこないように、ドアやボンネットなどの縁に樹脂を盛って浸水を防ぐというものです。

もしドアやボンネットなどが丸ごと交換されていれば、修理工場でシーリングを施工してから塗装して取り付けますので、シーリング跡が出荷時とは違う形状になったり、素人っぽさがでることがあるのです。

この異変に気づくことが大切です!

ただし、ドアやボンネットを交換したとしても修復歴車ではありませんから、絶対に選んではダメだというわけではありません。

車種によってシーリング跡が若干異なる!

初めて車が工場で製造される際は、機械でシーリングが施工されます。車種によってパーツの大きさや形状は違いますから、車種によってシーリング跡も異なります。

しかし同車種であればシーリング跡は見た目にはほぼ同じになりますから、同車種同士でシーリング跡を比較することで、本当に正常なシーリング跡であるか判断することができます!

例えば「ドアパネルのシーリング跡がなんだかおかしい。でも正常の範囲内か?」と思った場合、まずは反対側のドアパネルのシーリング跡を見てみます。

これでシーリング跡が全く同じであれば、左右のドアパネルを同時に交換することは通常考えられないため、これは車種によるシーリング跡の癖だと判断できます。

しかし「左右のドアパネルのシーリング跡が違う、明らかにこれはおかしい気がする」と思った場合には、同じ車種同士で見比べてみると確実です!

大型の中古車販売店では同じ車種が色違いで販売されていたりするので、同じ車種同士を比べてみるのです。

これで同じようなシーリング跡であれば問題ありませんし、同じ車種同士で比べてもやはり異常だと判断できれば、おそらくその中古車はドアパネルを交換したか修理していると判断できます。

大型の中古車販売店が近くになければ、シーリング跡をデジカメやスマホで撮影しておいて、別の販売店の同車種と比較することも大変役に立ちます。

ただしこの方法はけっこう手間と労力がかかるので、最終的に購入するかどうか迷った場合にのみ、使ってみることをおすすめ致します(^^)

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